業務用オゾン発生器は、致死量に達するオゾンを発生させるものがあるにも関わらず、その危険性が十分に周知されていません。オゾン濃度が50ppm(ppm:百万分率)を超えると、わずか1時間の曝露で人命に危険を及ぼす恐れがあります。(危険なレベルのオゾン曝露量:50ppm×60分=CT値3000)
専門業者でなくても容易に入手可能な業務用オゾン発生器のスペックは、オゾン発生量がmg/h(ミリグラム毎時)という単位だけで記載されているものがほとんどです。一方、ユーザーにできる操作はオゾン発生器のOFFタイマーをセットすることだけなのに、多くのWebサイトでは空間におけるオゾン濃度(ppm)の算出方法の解説や自社製品限定のタイマー設定目安に留まっているため、所有するオゾン発生器のタイマーのセット時間を都度計算せねばならず、実用的ではありません。
また、mg/hという単位表記のオゾン発生量だけでは直感的には到達濃度を判断することが難しく、無意味にオゾンを長時間発生させて高濃度のオゾンに曝露する危険性があります。業務用オゾン発生器は適切に使用すれば殺菌消毒や消臭などに高い効果を発揮しますが、安全な取り扱いが不可欠です。事故が頻発してしまうと、この便利な機器が一般販売禁止になってしまう恐れもあります。
…というわけで、業務用オゾン発生器を扱っている各メーカーや販売店では我々一般人に使いやすい情報が提供されていない(そもそも業務用ですから)と感じられたので、このツールを作成しました。
入力フォームに必要事項を記入して使途を選択するだけで、タイマー設定時間の目安が表示されます。
業務用以外(発生器性能250mg/h未満)は計算対象外です。
発生器性能 | mg/h ※業務用は250mg/h以上 |
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部屋の面積 | |
部屋の高さ | m(一般的な天井高は2.5~2.7mです) |
使 途 |
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